『 イエズス 会 日本 通信 』 に よる と 、 一方 的 に 離婚 さ れ た 形 と なっ た 奈多 夫人 は 、 絶望 の あまり 短刀 で 自殺 を 計っ た と いう 。
キリスト 教 を 拒絶 し た 奈多 夫人 で ある が 、 『 イエズス 会 日本 年報 』 に よる と 、 天正 14 年 ( 1586 年 ) に キリシタン の 侍女 が ロザリオ を 忘れ た の を 教会 に まで 届け させ た 。
夫人 は マカオ 出身 の 曽 鮑 笑 薇 で 、 1969 年 に 結婚 し た 。
ヴァロワ 家 の 血 を 引く と 称する ジャンヌ・ド・ラ・モット 伯爵 夫人 が 、 王室 御用達 の 宝石商 ベーマー から 160 万 リーブル ( 金塊 1 t 程度 に 相当 する が 、 現代 日本円 の 感覚 で は およそ 30 億 円 ) の 首飾り を ロアン 枢機卿 に 買わ せ 、 それ を 王妃 マリー・アントワネット に 渡す と 偽っ て 騙し 取っ た 。
ラ・モット 伯爵 夫人 は 、 王妃 マリー・アントワネット の 親しい 友人 だ と 吹聴 し て ルイ・ド・ロアン 枢機卿 に 取り入り 、 王妃 の 名 を 騙り 金銭 を 騙し 取っ て い た 。
これ は ルイ 15 世 の 愛人 デュ・バリー 夫人 の ため に 注文 さ れ た もの だっ た が 、 ルイ 15 世 の 急逝 により 契約 が 立ち消え に なっ て しまっ た 。
高額 な 商品 を 抱え て 困っ た ベーマー は これ を マリー・アントワネット に 売りつけよ う と し た が 、 高額 で あっ た こと と 、 敵対 し て い た デュ・バリー 夫人 の ため に 作ら れ た もの で ある こと から 購入 を 躊躇 し た 。
そこで ベーマー は 王妃 と 親しい と 称する ラ・モット 伯爵 夫人 に 仲介 を 依頼 し た 。
ラ・モット 伯爵 夫人 は この 首飾り の 詐欺 を 計画 し た 。
1785 年 1 月 、 伯爵 夫人 は ロアン 枢機卿 に マリー・アントワネット の 要望 として 首飾り の 代理 購入 を 持ちかけ た 。
伯爵 夫人 は 、 前年 の 夏 、 娼婦 マリー・ニコル・ルゲイ・デシニー ( 後 に 偽名 「 ニコル・ドリヴァ 男爵 夫人 」 を 称する ) を 王妃 の 替え玉 に 仕立て 、 ロアン 枢機卿 と 面会 さ せ て おり 、 彼 は 念願 の 王妃 と の 謁見 を 叶え て くれ た 人物 として 、 伯爵 夫人 を 完全 に 信用 し て い た 。
ロアン 枢機卿 は 騙さ れ て 首飾り を 代理 購入 し ラ・モット 伯爵 夫人 に 首飾り を 渡し た 。
同年 8 月 、 ロアン 枢機卿 と ラ・モット 伯爵 夫人 、 ニコル・ドリヴァ は 逮捕 さ れ た 。
ラ・モット 伯爵 夫人 は この 時 、 ロアン 枢機卿 と 懇意 で あっ た が 事件 と は 無関係 と さ れる 医師 ( 詐欺 師 ) カリオストロ 伯爵 を 事件 の 首謀 者 として 告発 し 、 カリオストロ 伯爵 夫妻 も 逮捕 さ れ た 。
1786 年 5 月 に 判決 が 下さ れ 、 ロアン 枢機卿 は カリオストロ 伯爵 夫妻 、 ニコル・ドリヴァ とともに 無罪 と なり 、 王妃 と 愛人 ( レズビアン ) 関係 に ある と 噂 さ れ た ラ・モット 伯爵 夫人 だけ が 有罪 と なっ た 。
この 裁判 により マリー・アントワネット は ラ・モット 伯爵 夫人 と 愛人 関係 に ある という 事実無根 の 噂 が 広まっ た 。
伯爵 夫人 は この 虚偽 の 醜聞 を もと に 後 に 本 を 出版 し 金銭 を 得 て いる 。
また 、 ラ・モット 伯爵 夫人 ( ジャンヌ・バロア ) の 異母 妹 ロザリー ( 架空 の 人物 ) は 、 作中 を通じて 登場 する 主要 人物 として 設定 さ れ て おり 、 『 栄光 の ナポレオン - エロ イカ 』 に も 登場 する 。
作品 中 で この 事件 は 、 宝石商 シャルル・ベーマー 、 ロアン 大司教 、 ラ・モット 伯爵 夫人 、 そして ニコル・ド・オリヴァ 男爵 夫人 ( 劇 中 で の マルグリット・アルノー ) の 持つ 七つ の 悪徳 と 、 さらに マリー・アントワネット 、 オルレアン 公 、 ボーマルシェ を 含め た 七 人 という 要素 を 、 カリオストロ が 調合 し て この 事件 に 仕立て た という 演出 と なっ て いる 。
翌 1984 年 ( 昭和 59 年 ) に は 繁 夫人 と 死別 。