この ため 、 T - 101 が 試作 さ れ た 当初 は 、 艦 の ローリング の 影響 を 低減 する ため の 動揺 修正 装置 が 付加 さ れ て い た ものの 、 むしろ その 装置 の 機械 的 雑音 が ソナー 探知 の 障害 と なる こと が 判明 し 、 撤去 さ れ た 。
OQS - 3 や OQS - 101 が 艦 首 装備 式 ( バウ・ソナー ) で あっ た の に対し 、 OQS - 4 で は はた かぜ 型 を 除き 艦 底 装備 式 ( ハル ・ ソナー ) と なっ て いる 。
これ を 踏まえ て 、 アクティブソナー や TACTASS など 複数 の ソナー を 統合 し て 海洋 条件 および 用途 に 応じ た 信号 処理 を 行なう こと で 運用 の 適正 化 を 可能 と する ソナー・システム ( OQS - X ) の 開発 が 着手 さ れ た 。
OQS - X は 実用 化 さ れ なかっ た ものの 、 信号 処理 ・ 類別 技術 や 信号 処理 の 共通 化 技術 、 ラバー 製 の ソナードーム 等 は OQS - 102 および OQS - 5 ソナー に 採用 さ れ た と さ れ て いる 。
これ は OQS - XX を もと に し た 実用 機 として 艦 首 装備 の 巨大 な シリンドリカル・アレイ ( CA ) ・ ソナー と 、 艦 底 装備 の 長大 な フランク アレイ ( FA ) ・ ソナー を 備え て おり 、 また 、 アメリカ の AN / SQQ - 89 ( V ) 15 に 範 を とっ て 、 ソノ ブイ 信号 処理 装置 ( SDPS ) や 信号 処理 装置 、 対 潜 情報処理 装置 ( ASWCS ) の 機能 まで 包括 し て の 分散 システム 化 が 行なわ れ て いる 。
CA ソナー と FA ソナー は 機能 を 分担 し て おり 、 これ により 、 遠距離 から 近距離 まで 、 深海 域 から 浅海 域 まで 、 多様 な 作戦 環境 で 所要 の 探知 性能 を 確保 できる よう に なっ て いる 。
また 聴音 機 として の 機能 に は 曳航 ソナー の 技術 も 応用 さ れ て いる 。
OQQ - 23 は い ず も 型 ( 22 DDH ) に 搭載 さ れ た もの で 、 OQQ - 22 の シリンドリカルアレイ・ソナー のみ として 、 フランクアレイ・ソナー も 曳航 ソナー も 省い た 構成 と なっ て いる 。
OQQ - 24 は 25 DD へ の 搭載 が 予定 さ れ て いる もの で 、 OQQ - 22 を もと に 、 曳航 ソナー を OQR - 4 に 更新 する とともに 、 バイ / マルチ ・ スタティック 対応 機能 を 強化 し た もの と さ れ て いる 。
アメリカ の 戦術 曳航 ソナー ( TACTASS ) の 同級 機 として えい航 式 パッシブソーナー を 国内 開発 により 装備 し て おり 、 はつ ゆき 型 と あ さ ぎり 型 に 後日 装備 さ れ た OQR - 1 、 むら さめ 型 、 たか なみ 型 、 こん ご う 型 に 装備 さ れ た OQR - 2 、 あ きづき 型 ( 2 代目 ) に 装備 さ れ た OQR - 3 が ある 。
うず し お 型 ( 42 SS ) で は 、 聴音 機 は 脅威 受信 機 等 と 統合 さ れ て 多 機能 を 有する 初 の 複合 ソナー として ZQQ - 1 に 更新 さ れ た 。
これ は 直径 { Convert | 10 | ft | m } の アレイ を 備え た DIMUS ( Digital Multi - beam Steering ) ソナー で あっ た 。
ゆうし お 型 ( 50 SS ) で は 、 探 信 儀 は 引き続き SQS - 36 ( J ) と さ れ た が 、 複合 ソナー は 初めて 完全 デジタル 化 さ れ た ZQQ - 4 と さ れ 、 ZYQ - 1 潜水 艦 指揮 管制 装置 と 連接 さ れ た 。
また 曳航 ソナー ( 輸入 による AN / BQR - 15 ) も 後日 装備 さ れ て いる 。
準 同型 艦 の はる し お 型 ( 61 SS ) で は 、 ZQR - 1 曳航 ソナー を 統合 し た ZQQ - 5 と さ れ た 。
対 潜 哨戒 用 回転 翼 機 に 搭載 する 懸 吊 ソナー ( ディッピングソナー ) も 開発 ・ 運用 さ れ て いる 。
これら ソナー は 、 ホバリング 中 の 回転 翼 機 より 海中 へ 懸 吊さ れ 、 海中 で ハイドロ フォン を 展開 し 、 潜水 艦 の 音響 探知 を 行う 。
対 潜 哨戒 用 飛行 艇 ( PS - 1 ) において は 、 機体 の 大き さ を 利用 し 、 回転 翼 機 より も 大型 の 吊 下 ソナー が 搭載 でき た 。
着水 し 、 海中 に ソナー を 展開 する 方式 と なる 。
機雷 戦 分野 における ソナー の 開発 は 、 潜水 艦 より も 機雷 の ほう が 目標 として はるか に 小さく 、 また 静止 し て いる ため ドップラー 効果 を 利用 でき ない など の 困難 が 多い こと も あっ て 、 対 潜 用 と 比し て 遅れる こと と なっ た 。