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当時 、 ロック は ビジュアル が 表 に 出 て くる もの で なかっ た が 、 キャロル は 不良 に 通じる ビジュアル を 持っ て い た 。

こうした キャロル の ファッション は 、 メンバー の 行きつけ だっ た 新宿 の ライブハウス 「 怪人 二 十 面相 」 {# tag : ref | 1974 年 龍 村 仁 監督 の 映画 『 キャロル 』 に ATG とともに 製作 に 携わる 。

「 怪人 二 十 面相 」 は 、 のち 原宿 に クリーム ソーダ 王国 を 築く 山崎 眞 行 が 最初 に 手掛け た 店 で キャロル が 一度 スペシャル ・ ライブ ( 1974 年 3 月 6 日 ) を 行っ た こと で 当時 最先端 の ライブハウス に なっ た 。

当時 、 アメリカ とか 英国 で は 、 " ロックンロール ・ リバイバル "( Rock and roll revival ) が 叫ば れ て い た が 、 日本 で 形 として 現し た の は キャロル が 最初 {# tag : ref | 1975 年 『 ヤング ・ インパルス 』 ( TVK ) 「 ヒストリー ・ オブ ・ キャロル 」 で の 言及 。

キャロル の ファースト アルバム 『 ルイジアンナ 』 ( 1973 年 3 月 25 日 発売 ) に 収録 さ れ た 「 ジョニー ・ B . グッド 」 は 、 ロックンロール の スタンダード ・ ナンバー で ある が 、 当時 は まだ 、 日本 で 知ら れ て い なかっ た 。

キャロル が ライブ で 当時 この 曲 を 演奏 する と 、 キャロル の オリジナル 曲 と 思っ た 人 が 多かっ た 。

キャロル の 演奏 によって 「 ジョニー ・ B . グッド 」 は 日本 で 最も メジャー な ロックンロール と なっ た 。

「 ジョニー ・ B . グッド 」 だけ で なく 、 キャロル の ファースト アルバム に 収録 さ れ た 英語 曲 の 多く が 、 キャロル の オリジナル と 勘違い さ れ た 。

その 現場 に 居合わせ た 近田 春夫 は 「 あと に なっ て 考え て みれ ば キャロル は 図ら ず も 『 パンドラ の 箱 を 開け て しまっ た 』 という こと な の で あろ う 。

キャロル は 、 不良 の 生きる ひとつ の 道 として の 音楽 の 可能 性 を あの " 格好 " と " 音 " で もっ て 示唆 し て しまっ た 」 「 キャロル 、 そして その後 の 矢沢 永吉 の スタイル は 、 のち に この 国 の ヤンキー 文化 に 色濃く 反映 し て いる 。

反 逆児 っぽい キャロル の クール かつ 、 ツッパリイメージ は 、 暴走 族 など アウトロー を 気取る 若者 たち から 絶大 な 支持 を 受け た 。

2008 年 頃 から 言わ れ 始め た 「 ヤンキー 力 」 「 ヤンキー パワー 」 の 解説 に 於い て キャロル は その 歴史 の 始まり に 持っ て こ られる 場合 が 多い 。

『 フライデー ダイナマイト 』 の ヤンキー 特集 「 ヤンキー 40 年 史 年表 」 で は 、 「 1972 年 、 ロックバンド ・ キャロル が デビュー 。

それ まで 不良 の 形 は 様々 な もの だっ た が 、 キャロル の 登場 によって イメージ は 統一 化 さ れ た 。

キャロル は とりわけ 暴走 族 から 絶大 な 支持 を 集め た 。

彼ら が 暴走 行為 を 始め た ため 、 「 キャロル が " 暴走 族 " という 言葉 を 作っ た 」 「" 暴走 族 " は キャロル が 生み出し た よう な もの 。

それ が キャロル の 登場 によって 、 キャロル の 演奏 に シビ れ た バイク 乗り たち が 、 アロハ や スウィングトップ を 脱ぎ捨て 、 キャロル の スタイル を 真似 て バイク を 乗りまわす よう に なっ た 。

キャロル の 人気 が 出る と 暴走 族 が 護衛 や ステージ サイド の ガード を し た 。

但し 、 有名 な 日比 谷野 音 で の キャロル 解散 ライブ に 於け る クールス の 護衛 は 、 ローリング・ストーンズ が ヘルズ・エンジェルス を 親衛隊 に し て コンサート を 行なっ た こと に 影響 さ れ て 、 矢沢 が 舘 ひろし に 同じ よう な 演出 を し たい と 持ちかけ た もの で ある 。

キャロル の 舞台 に は いつも 暴力 的 な 雰囲気 が 付きまとい 、 群がっ て くる ファン の 中 に も 、 どことなく それ を 期待 する 雰囲気 が あっ た 。