一番乗り の 功名 を 得よ う と 多く の 徳川 兵 が 城門 に 殺到 する 中 、 その 喧噪 の 渦中 に は 勘兵衛 の 姿 も あっ た 。

1589 年 （ 宣 祖 22 ） 正 言 、 持 平 、 1591 年 礼 曹正 郞 ・ 正 言 を 過ごし 壬 辰 の 乱 が 起こる と 咸鏡 道 召募 使 ・ 端 川 郡 守 ・ 同 副 承 旨 ・ 右 副 承 旨 ・ 左 副 承 旨 ・ 右 承 旨 ・ 黄海 監司 ・ 慶 尚 左 道 觀察 使 ・ 黄海 兵 使 ・ 兵曹 參議 など の 官職 を 務め 、 活躍 し 親 喪 に あっ た が 、 急 に 起 復 さ せ て 官職 に 出 て くる よう に し た 。

しかし 伊賀 衆 の 激しい 抵抗 により 殿軍 の 柘植 保 重 と 約 6 , 000 の 兵 が 討ち死に する など 大敗 を 喫し た 。

間もなく 集まっ た 45 , 000 人 の 兵 で 織田 軍 は 出発 。

滝川 一益 は 丹羽 と 柏野 城 を 落とし た 後 新堂 へ 兵 を 進め 、 当時 は 伊賀 衆 の 評定 場 や 鉄砲 の 産地 で あっ た 長橋 寺 あたり で 激戦 と なっ た 。

蒲生 氏 郷 と 脇坂 安治 は 耳 須弥 次 郎 の 案内 の もと 、 7 , 000 人 の 兵 で 伊賀 に 攻め込ん だ 。

佐那具 まで 兵 を 進め た 氏 郷 は 本陣 を 構え 祝宴 を 開い た が 、 そこ を 伊賀 衆 に 奇襲 さ れ て 兵 は 混乱 し た 。

左 馬 充 は 妻 の お 清 と共に 館 より 討っ て 出 て 多数 の 敵 兵 を 討ち取っ た けれども 、 ついに 夫妻 ともども 力尽き た 。

堀 秀政 は 多羅尾 光弘 の 案内 で 多羅尾 口 より 2 , 300 人 の 兵 で 伊賀 に 進行 、 島ヶ原 へ 兵 を 進め た 。

秀政 も 光弘 を通じて 島ヶ原 の 豪族 の 意向 を つかん で い た ため 、 乱暴 を せ ぬ よう 兵 を 進め た 。

秀政 は これ を 許し 、 島ヶ原 に は 一切 放火 せ ず 次 の 標的 で ある 西山 郷 へ 兵 を 進め た 。

筒井 順慶 ・ 定次 父子 は 3 , 700 人 の 兵 で 大和 口 から 侵入 し 、 すぐ に 周囲 の 村 々 を 焼き 始め た 。

日没 後 、 一番 隊 の 先導 宗義 智 は 梁 山 に 到達 し た が 、 市中 を 偵察 し て い た 時 に 敵 兵 に 遭遇 し て 鉄砲 を 射 かけ た 。

すると 、 （ 梁 山 郡 守 の 趙 英 珪 は 東 莱城 の 戦い で 戦死 し た ため ） 将 不在 の 城内 で は 、 闇夜 に 響く 火縄銃 の 轟音 に 驚愕 し た 朝鮮 城 兵 が 、 敵襲 だ と 誤解 し て 城 を 捨て て 逃げ出し て しまっ た 。

突然 、 予期 せ ぬ 方向 より 日本 兵 が 蟻 の よう に 現れ 出 た の を 見 た 朝鮮 軍 は 狼狽 し た 。

新緑 の 森 に 白衣 の 朝鮮 兵 は 恰好 の 標的 で あっ て 、 風 で 桜 の 花 が 散る よう に バタバタ と なぎ倒さ れ 、 朝鮮 軍 は 我先 に と 潰走 を 始め た 。

『 唐 浦 破 倭 兵 状 』 は 李 舜臣 による 報告 という 体裁 を 取っ て おり 、 亀甲 船 の 戦闘 について やや 細かい 描写 が ある こと で 知ら れる 。

朝鮮 側 は 13 隻 の 敵 船 を 焼き 、 弓矢 を 受け て 水中 に 身 を 投じ た 敵 兵 約 100 名 が 溺死 し た 。

『 唐 浦 破 倭 兵 状 』 に ある 200 人 とか 400 人 という 日本 兵 の 数 は 、 2 、 3 隻 の 板屋 船 の 乗員 の 数 に 相当 する だけ で 、 両 軍 に は 少なくとも 10 倍 以上 の 兵力 差 が あっ た と 考え られる 。

スター ヘル が 援軍 を 送りこみ 、 直ぐ に バージ に 兵 を 圧倒 する よう に なっ た 。