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最終 期 の 一 年 志願 として 1928 年 ( 昭和 3 年 ) に 各 科 の 少尉 あるいは 各部 の 少尉 相当 官 に 任官 する 資格 を 得 た 者 は 科 が 3818 名 、 各部 が 588 名 で あっ た 。

ほか に 師範 学校 を 卒業 し た 教員 に 限定 さ れる 六 週間 現役 の 制度 が 1889 年 11 月 の 改正 徴 令 ( 法律 第 29 号 ) で 定め られ た 。

同 制度 は 1919 年 ( 大正 8 年 ) 12 月 より 一 年 現役 と 改まり 1927 年 の 廃止 まで 予備 役 将校 の 補充 源 の ひとつ で あっ た 。

新た な 法律 で は 一 年 志願 の 規定 が 無くなり 、 役 法 施行 令 ( 勅 令 第 330 号 ) によって 一 年 志願 条例 も 廃止 さ れ た 。

ただし この 時点 で の 幹部 候補 生 は 修業 期間 中 の 食料 、 被服 、 装具 等 の 費用 を 自己 負担 する こと が 定め られ 、 なおかつ 原則 で は 無給 ( 演習 召集 と 戦時 または 事変 の 際 を 除く ) で あり 、 一 年 志願 の 制度 を 色濃く 残し た もの で あっ た 。

その 一方 で 、 新た に 「 現役 トシテ 概 ネ 三月 以上 在 営 シタル 者 」 という 条件 が 定め られ て いる 。

これ により 幹部 候補 生 は 民間 の 有 資格 者 の 中 から 採用 し た のち 各 部隊 に 入営 さ せる の で は なく 、 徴 検査 時 に 幹部 候補 生 志願 を 行い 、 現役 として 入営 後 3 か月 以上 を 経 た 者 が 選抜 の うえ 採用 さ れる よう に なっ た 。

幹部 候補 生 に 採用 さ れ た は ただちに 一等 の 階級 を 与え られ 、 採用 から 3 か月 で 成績 により 予備 役 士官 と なる 甲種 幹部 候補 生 ( 場合 により 甲 幹 と 略さ れる ) と 、 予備 役 下士官 と なる 乙種 幹部 候補 生 ( 場合 により 乙 幹 と 略さ れる ) に 区分 さ れ た 。

動員 により 出征 し た 幹部 候補 生 ( あるいは 一 年 志願 ) 出身 の 予備 役 将校 に は 優秀 な 者 も い た が 、 現役 将校 と 比べ 指揮 官 として の 任 に 堪え られる か が 疑わしい 者 も あっ た 。

幹部 候補 生 と なる 第 一 の 条件 は 「 トシテ 概 ネ 四月 以上 在 営 ( 召集 ニ 依 リ 部隊 ニ 在 ル 場合 ヲ 含 ム 以下 之 ニ 同 ジ ) シタル 者 」 と 今 まで の 現役 のみ から 補充 など に まで 範囲 が 広がり 、 同時に として の 基礎 教育 を 3 か月 から 4 か月 へ と 1 か月 多く 費やす よう 設定 し た 。

それ まで 幹部 候補 生 制度 は 一 年 志願 制度 の 頃 と 大差 なく 修業 期間 が 1 年 程度 で あり 、 一般 より も 短かっ た 。

それ を 現役 の 新 から 採用 さ れ た 者 は 入営 日 から 満 2 年 まで 、 その他 の から 採用 さ れ た 者 は 採用 から 1 年 8 か月 と 延長 し た 。

修業 中 の 階級 に関して も 1944 年 ( 昭和 19 年 ) 4 月 の 陸軍 補充 令 改正 ( 勅 令 第 244 号 ) で 幹部 候補 生 採用 時 に 上等 の 階級 が 与え られ 、 採用 後 およそ 2 か月 で 長 に 進む と 改め られ た 。

1927 年 ( 昭和 2 年 ) 12 月 の 制定 以来 、 幹部 候補 生 制度 は すべて の 階級 から 順 を 追って 修業 教育 が 行わ れ て き た 。

また の 階級 を 経 ず 採用 とともに 曹長 の 階級 を 持つ 見習 士官 と する こと で 、 身分 取扱い を 良く し て 海軍 の 予備 学生 制度 に 対抗 し 十分 な 志願 者 を 確保 する 狙い も あっ た 。

これ に もとづき 高等 教育 機関 に 在学 する 陸軍 外部 の 志願 者 の 中 から 選抜 さ れ 、 の 階級 を 経 ず に 科 または 経理 部 の 予備 役 将校 と なる 教育 を 受ける 者 が 特別 甲種 幹部 候補 生 で あり 、 場合 により 特 甲 幹 と 略さ れ た 。

採用 後 ただちに 一等 の 階級 を 与え られ 、 順 を 追って 曹長 の 階級 まで 進み 見習 士官 として 将校 勤務 を 習得 し た のち 少尉 に 任官 し 予備 役 に 編入 さ れる 。

予備 役 将校 と なる 者 は 甲種 予備 候補 生 として 採用 後 ただちに 軍曹 の 階級 と なり 8 か月 、 予備 役 下士官 と なる 者 は 乙種 予備 候補 生 として 採用 後 上等 の 階級 と なり 6 か月 の 教育 を 受け 、 それぞれ 修業 期間 満了 後 に 任官 し た 。

幹部 候補 生 は 籍 の 上 で は 生徒 に 分類 さ れ ( 陸軍 補充 令 第 115 条 ) 、 籍 が 軍人 で ある 一般 の や 下士官 と は 取扱い に 違い が あっ た 。

一般 の 軍人 の 場合 、 は 二等 から 上等 長 まで を 「 命 」 ぜ られ 、 下士官 、 准 士官 、 将校 は その 階級 、 すなわち 伍長 以上 を 「 任 」 ぜ られる 。