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上等 候補 者 は 起床 ラッパ の 一 時間 前 に 起き て 銃剣 術 の 間 稽古 を 義務づけ られる など 、 体力 的 に も 、 頭脳 的 に も 過酷 な 教育 が なさ れ た の で ある 。

また 内務 班 で は 古 年 から 事 ある 毎 に 「 上等 候補 の くせ に 、 その ざま は 何 だ 」 と 睨ま れ た 。

上等 に は 部隊 運営 の 最 末端 として 様々 な 役割 が 命ぜ られ た 。

目端 が 利き 真面目 な 者 が 内務 班 の 初年 掛 ( し ょねんへいがかり ) と なり 、 めったに 班 内 に 顔 を ださ ない 内務 班長 の 代理 として 実際 に 初年 の 指導 を 行っ た 。

また 腕 に 覚え の ある 者 は 教練 の 助手 として 教官 ( 少 中尉 見習 士官 准 士官 ) 、 助 教 ( 下士官 ) の 手足 と なっ て 初年 を 教育 し た 。

防災 、 防犯 、 風紀 の 取締 まり 、 人員 の 確認 など を 行う 週番 上等 など の 勤務 に 交代 で 当っ た 。

歩哨 は 一等 に は 敬礼 し なく て も 、 上等 に は 敬礼 を し なけれ ば なら なかっ た 。

ちなみに 、 憲 など 最下 級 が 上等 で ある 科 も 存在 し た 。

伍長 勤務 上等 は 、 で あり ながら 下士官 と 同じ 勤務 に 付い た 。

なお 伍長 勤務 上等 と 後年 の 長 と を 同一 視 する 見方 は 間違い で ある 。

長 に は 定員 が 無かっ た が 、 伍長 勤務 上等 は 中隊 に 2 - 3 名 と 定員 が あっ た 。

( 定員 は 固定 さ れ た もの で は なく 、 下士官 に 欠員 が でき た 時 に 伍長 勤務 を 優秀 な 上等 に 命じ た から 、 年度 により 各 部隊 に 於け る 伍長 勤務 の 数 は 変動 し た 。

判任官 で あり より 俸給 も 高く 、 しかも 2 年 で 使い捨て に でき ない 下士官 を 容易 に 増やす こと が 困難 で あっ た 陸軍 は 、 臨時 雇い と も いえる の 最優秀 者 に その 勤務 を 代行 さ せ た の で ある 。

なお 、 ドイツ の アドルフ ・ ヒトラー の 最終 階級 で ある gefreiter は 日本語 で は 伍長 と 訳さ れる こと が 多い が 、 実際 の 位置付け は 日本 陸軍 の 長 ないし 伍長 勤務 上等 に 相当 する 。

伍長 勤務 上等 に なる と 、 左 の 腕 に 赤 と 金モール の 山形 章 を 付ける 。

あるいは 、 同じ の 身分 で あり ながら 特別 扱い を さ れる 伍長 勤務 上等 に は 同年 から の 嫉妬 も あり 、 「 生意気 」 と 反発 さ れる 事 も 多かっ た よう で ある 。

ナッチョラン 節 に 「 下士官 の そば 行きゃ メンコ 臭い 伍長 勤務 は 生意気 で 粋 な 上等 に ャ 金 が 無い 可愛い 新 さん にゃ 暇 が 無い 」 と 歌わ れ て いる 。

1940 年 9 月 に 長 の 階級 が 新設 さ れる に 伴い 、 伍長 勤務 上等 制度 は 廃止 と なっ た 。

上等 は 陸軍 士官 学校 予科 を 修了 し た 士官 候補 生 が 、 本科 に 入る 前 に 隊 付 を 経験 する 際 に 最初 に 与え られる 階級 でも あっ た 。

なお 、 隊 付 中 の 士官 候補 生 は 「 の 最 先任 」 という 位置 付 で あっ た が 、 後 に 長 の 階級 が 出来 、 その 辺り が 少々 ややこしく なっ た よう で ある 。