すなわち 、 上代 日本語 に は いろは 47 字 + 濁音 20 の 67 音 で なく 、 それ より 20 音 多い 87 音 ( 「 モ 」 を 加えれ ば 88 音 ) の 区別 が あっ た 。
なお 橋本 以後 の 研究 で は 石塚 龍 麿 が 指摘 し た チ の 使い分け を 認め て おら ず 、 エ ・ キ・ケ・コ・ソ・ト・ノ・ヒ・ヘ・ミ・メ・ヨ・ロ・モ の 14 種 ( および 濁音 が ある 場合 は その 濁音 ) を 古代 特有 の 使い分け と 見なし て いる 。
Subarachnoid hemorrhage は 英語 で あり SAH と 略し た 場合 、 " S " は 濁音 で は なく 、 " サー " という 発音 で あれ ば 正しい 。
なお 、 標準 ドイツ 語 で は 「 アウクスブルク 」 と 発音 さ れる が 、 日本語 で は 「 g 」 を 濁音 で 読み 「 アウグスブルク 」 「 アウグスブルグ 」 等 と 表記 さ れる 場合 も ある 。
滿 州 鐵 道 で は 線区 名 に 濁音 も 含む カタカナ 3 文字 ないし 5 文字 ( 連 吉 線 ( レケセ ) 、 奉 吉 線 ( ホキセ ) 、 北 鮮 西部 線 ( ホセセブセ ) など ) が 、 駅名 に カタカナ 2 文字 ( 大連 駅 ( レン ) 、 奉天 駅 ( ホテ ) など ) が 割り当て られ て い た 。
また 朝鮮 語 に は 清濁 の 別 ( 有声音 と 無声音 の 対立 構造 ) が なく 、 また 別に テンス と ラックス による 対立 構造 が ある こと により 、 「 全 濁 」 は 濁音 で は なく 硬 音 ( 声帯 緊張 を 伴う 音 ) を 表し て いる 。
接続 する 「 た 」 「 て 」 は 鼻音 の ナ 行 と マ 行 、 濁音 の ガ 行 と バ 行 で は 連濁 により 濁音 化 する 。
連濁 ( れん だく ) と は 、 二つ の 語 が 結びつい て 一 語 に なる ( 複合語 ) 際 に 、 後ろ の 語 ( 後部 要素 ) の 語頭 の 清音 が 濁音 に 変化 する 、 日本語 における 音韻 現象 を いう 。
加え て 、 元来 日本語 で は 閉鎖 音 や 摩擦音 で は 無声 子音 が 無 標 で あり 、 語頭 に 濁音 は 立た なかっ た こと から 、 濁音 によって 語 が 結合 し て いる こと を 示す 役割 を もつ もの と 考え られ て いる 。
複合語 の 後部 要素 に もと から 濁音 が 含ま れ て いる 場合 、 連濁 は 起こら ない 。
また 逆 に 、 前部 要素 に 濁音 が ある 場合 に 、 後部 要素 の 連濁 が 起こり にくく なる 傾向 が ある 。
大和言葉 に は 基本 的 に 濁音 を 二つ 含む 語幹 は 存在 し ない 。
ゲーム 中 に 登場 する 宇宙 文字 は 日本語 の 五十音 と 濁音 ・ 半 濁音 に 対応 し た 全 70 種類 。
ズーズー 弁 ( ズーズー べ ん ) は 、 一般 に は 東北 方言 の 俗称 で ある が 、 日本語 の 方言 学 で は 、 音韻 上 「 し 」 対 「 す 」 、 「 ち 」 対 「 つ 」 および その 濁音 「 じ 」 対 「 ず 」 ( 「 ぢ 」 対 「 づ 」 ) の 区別 が ない 方言 を 指し て 使わ れ 、 一つ 仮名 弁 ( ひとつ か なべ ん ) と も 言う 。
また 清音 ・ 濁音 が 違う だけ で 慣用音 に 回す といった こと も なさ れ て き た が 、 もともと 日本 漢 字音 が 中国 音 の 清濁 の 区別 を きっちり 反映 し て いる と は 言い 難く 、 これ に こだわる べき で は ない と の 指摘 も ある 。
現在 の 日本語 の 清濁 について は 清音 ・ 濁音 を 参照 。
和語 の 単語 を み て みる と 、 濁音 を 二つ 含む 語幹 は ( 一部 の 例外 を 除い て ) 存在 し ない 。
さらに は 、 外来 語 で も この 制約 が 、 濁音 促音 を 無音 化 する こと が 知ら れ て いる Nishimura , Kohei ( 2003 ) Lyman ' s Law in Japanese loanword phonology . Master ' s thesis , Nagoya University . Kawahara , Shigeto ( 2006 ) A faithfulness ranking projected from a perceptibility scale : the case of Japanese [+ voice ]. Language 82 : 536 - 574 。
これ は 創業 者 が 命名 時 に 濁音 が 続く 語感 を 避ける ため 、 あえて 使い分け た もの 。
清音 が 高 アクセント 、 濁音 ・ 鼻音 が 低 アクセント で 、 標準 チベット 語 ラサ 方言 と ほぼ 同じ と 考え て よい 。